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中部電力パワーグリッド

中部電力パワーグリッド

中部電力は2020年4月から、持株会社および発電事業をおこなう「中部電力」、送配電事業をおこなう「中部電力パワーグリッド」、販売事業をおこなう「中部電力ミライズ」に分社化し、それぞれの活動エリア・お客さまと向き合い自律的に事業拡大を目指しています。ここでは、「中部電力パワーグリッド」の事務系社員が担当する主な部門について紹介します。ただし、これはあくまで代表的な部門の紹介に過ぎず、中部電力パワーグリッドでの仕事はこれらに限定されるものではありません。

送配電・電力ネットワークサービスの提供をおこなう中部電力パワーグリッドは、電気の安定供給を柱に、地域のお客さまへ安心・安全をお届けすることが使命です。その使命を完遂すべく、中部電力パワーグリッドでは、脱炭素化、デジタル技術とデータ分析を組み合わせた電力ネットワークの次世代化、およびその運用の高度化への取り組みを通じて、中部エリアを中心とした安定的な電力供給に貢献していきます。

中部電力パワーグリッドの主な事業

  • 調達部門

    調達部門は、送配電事業にかかわる資機材の調達や工事、運送などの委託に関する契約などをおこなう部門です。調達施策の立案や実践によりコストを抑制することで利益を生み出す、プロフィットセンター(利益創出部門)としての顔を持っています。

  • 用地部門

    用地部門は、送変電設備の建設や更新にあたり、ステークホルダーとの合意形成・折衝を通じて、土地および関連する権利を取得します。さらには、取得した膨大な土地や権利の管理・保全・活用も用地部門の仕事です。

  • パワーグリッド営業部門

    パワーグリッド営業部門は、お客さま・地域との窓口として、再エネ接続や電気使用に関する申込受付などお客さまニーズへの対応をおこないます。その他、電力需要の分析や制度検討など一口に「営業」と言ってもその仕事は多岐にわたります。

調達部門

「設備産業」といわれる電力会社は、資産の約9割が固定資産で占められており、電力の安定供給を確保するためには、これら設備の新設・改良・修繕などは欠かすことができません。調達部門では、これらに要する資機材や役務(工事・物品輸送・業務委託)をはじめ、日常業務に必要な事務用品など、広範に調達活動をおこなっています。全ての調達活動は、資機材・役務を「必要なとき」に、「必要な品質」で、「必要な量」、「必要な場所」に、「効率的かつ経済的」に調達することを基本としています。
調達部門は、安定的な調達による電力の安定供給の実現はもちろんのこと、さまざまな調達活動の中で、より積極的な調達戦略の立案・実践を通じて事業の支出を抑制し、利益を生み出す利益創出部門としての役割を果たしています。また、各部門からの資材請求に対し、関係諸法令・社内ルール・企業倫理に反することがないよう牽制機能としての役割も果たしています。
また、調達業務をおこなうことで、設備や資機材から法律、市場相場、原価分析、会計まで幅広く深い知識が身につきます。

主な仕事

契約業務

OUR JOB

契約業務

物品の購入、工事・物品輸送の請負付託、業務委託および不要物品の売却に関する契約をおこなっています。調達部門における契約額は巨額であるため、1%のコストダウンの実現が多大な利益を生み出すことになります。その実現のために、① スケールメリットをいかした「他電力との共同調達」、② 複数年一括による発注数量の増加によるスケールメリットをいかした「複数年一括契約」、③ 安価な海外製を購入することで費用を抑える「海外調達」の検討など、さまざまな手法を駆使して調達活動を展開しています。また、社内の関係部門や取引会社と協調しながら安定調達の実現にも努めています。
その他、近年では単純なコストダウン(安価な製品や労働力の調達)のみならず、取引会社と一体となって原価の低減に取り組む「原価低減プロジェクト」も実施しています。

貯蔵品管理業務

OUR JOB

貯蔵品管理業務

日常の工事に共通で使用する物品を一定量購入のうえで貯蔵品として倉庫に保管することで、必要なときに効率的に資材を供給できる体制を整えています。また、工事で余った物品や設備から撤去された機器などを倉庫に保管し、別の工事で有効活用を図るといった運用もおこなっています。加えて、各種物品の管理においても経済的かつ効率的な在庫運営を図っています。

OUR JOB

調達戦略立案業務

事業環境や会社の方針を踏まえた調達部門の目標設定、部門のあるべき姿やその実現に向けた中期計画を検討しています。
また、有効な調達戦略の策定に向けた企画・基盤構築(検討スキームの整備、外部知見の活用など)に取り組んでいる他、調達部門の契約額は電気料金の一部“託送料金”に直結するため、コストダウンの取組内容の関係省庁への報告もおこなっています。

用地部門

お客さまに良質な電気を安定的にお届けするためには、送電・変電・配電設備などの電力流通設備を建設・設置する必要があります。さらに、お客さまへのサービスや設備の点検・工事を担う各地の支社や営業所などの事業場の計画的な建設も不可欠です。私たちは行政機関や地域の皆さま、土地所有者の方のご理解とご協力をいただきながら、これらの設備の建設に向けた土地の取得や管理をおこなっています。具体的には送変電・通信・業務設備の設置に必要な土地の取得をはじめ、社有土地や送電線通過のための権利などの管理、設備周辺の所有土地の活用なども担っています。また、公共用地補償業務などの受託を通じて、地域課題の解決にも貢献しています。
このような用地業務では、地域住民や土地所有者などとの交渉に関する調査や戦略立案の交渉スキル、契約までのプロセスにおけるプロジェクト管理スキル、土地取得や補償に関する法律知識などを身につけることができます。

主な仕事

貯蔵品管理業務

OUR JOB

送電・変電設備などの用地取得業務

発電所で作られた電気をお届けするための送電線や変電所などの設備を建設・更新する際に、必要となる土地の取得、送電線通過のための権利の設定、工事に伴い伐採する樹木や農作物などに対する補償をおこないます。工事前には、行政機関などへの工事計画の説明や各種法令申請をおこないます。

土地・諸権利の管理業務

OUR JOB

土地・諸権利の管理業務

送電設備・変電設備の土地や送電線通過のための権利などを管理し、また、これらを保全するための交渉をおこなっています。
当社所有地は約1,700万㎡(バンテリンドーム約163個分)と、広大な土地や権利を管理しています。

OUR JOB

公共用地補償業務などの受託

子会社の中部電力グランドワークス株式会社と共同して、公共用地補償に従事する人財の不足・高齢化の課題を抱える官公庁やインフラ関連企業などから用地交渉業務を受託しています。また、能登半島地震の復興支援業務への要員派遣など、保有する交渉スキル・ノウハウを活かした取り組みを通じて、地域課題の解決に貢献しています。

パワーグリッド営業部門

中部電力パワーグリッドの対外的な窓口として、電気の使用・再エネの接続に関する申込受付や管理、お客さま・各種事業者と社内関係部署の工事調整など、電気・設備に関する大量かつ多様なお客さまからのお申込みやニーズに対応する役割を担っているのがパワーグリッド営業です。業務の品質を高め、一つひとつの業務を確実かつ迅速におこなうことで、お客さまからの信頼を獲得して中部電力のブランド価値の向上に貢献しています。名称に「営業」と入っているところから連想される役割とその業務の実態は大きく異なり、災害発生時のお客さま対応、自治体との関係構築といった地域に根ざした活動はもちろん、電力需要の分析や想定、電力制度の検討とそれに関わる国との調整、業務システムの開発、地域の電力ネットワーク利用に関する企画・提案活動など、事務系の他部門に比べて広い業務フィールドを有しているところも、パワーグリッド営業部門の特徴です。
担当する業務によって身につくスキルや経験も多様ですが、発信力や傾聴力といったコミュニケーション力、企画や戦略を考える力、規模の大きい組織や業務をマネジメントする力が身につけられます。

主な仕事

ネットワークへの接続

OUR JOB

ネットワークへの接続

中部電力パワーグリッドは、「家を建てるので電気が欲しい」「太陽光発電を設置したい」といった、中部地域のお客さまからの電気に関するあらゆるお申込み・お申し出を、年間数十万件という規模でお受けしており、それらの受付け・調整などを、パワーグリッド営業部門の要員約1,000名と業務委託先という限られたリソースで対応しています。大量かつ多様なお客さまからのニーズに、迅速かつ確実にお応えするためには、どのように業務ルールを定め、システムを構築し、組織・体制を動かしていくかということが重要となります。電気や法律の知識、ITスキルやマネジメント力を駆使しながら、日々新しい仕事や体制の在り方を考えることで、大量かつ多様なお客さまニーズの実現に取り組んでおり、それが中部電力ブランドの価値向上に貢献しています。

お客さま対応

OUR JOB

お客さま対応

中部電力パワーグリッドにとっての「お客さま」とは、電気をお使いいただく需要者だけではありません。当社の送配電設備を利用して事業を営む小売電気事業者、送配電設備に再生可能エネルギーを接続される発電事業者、当社とお客さまを繋ぐ役割を果たしていただく電気工事店や、ともに地域を支えている自治体も私たちにとっては重要なステークホルダーです。パワーグリッド営業部門は、中部電力パワーグリッドの“対外フロント機能”であり、お客さま・ステークホルダーと常に接しています。電気や設備に関する事業者やお客さまとの日々のやりとりはもちろん、災害が発生した際の自治体との密接な連携対応、事業者向けの研修会の開催など、コミュニケーション力や企画力を発揮して、会社の“顔”を担うだけでなく、お客さまの声を社内に反映する役割も果たしています。

地域の発展に向けて

OUR JOB

地域の発展に向けて

お客さまに電気を送り届ける設備、すなわち「電力インフラ」を構築するためには、くらしや産業、まちづくりといった、地域がそれぞれに持っているニーズや課題を当社がしっかりと把握し、その地域に寄り添ったものにしていく必要があります。
また、電力インフラの構築にあたっては、お客さまのニーズ・課題を反映するだけでなく、「効率的」で「稼働率の高い」設備を作り、当社の経営効率化や収支向上に繋げていく必要もあります。
そのために、当社の対外的な窓口であるパワーグリッド営業部門は、自治体や地域の企業を訪問し、それぞれの地域の描くビジョンや施策を収集・把握するための積極的なコミュニケーションや、企画・提案活動を進めています。
得られた情報をもとに将来的な電力需要の予測をおこなったり、データセンターなどの大規模電力需要を中部地域に誘致する活動もパワーグリッド営業の役割であり、当社経営の重要な一翼を担うだけでなく、中部地域の発展に向けた取り組みをおこなっています。