キャリアアップストーリー
「日本の経済成長を支えてきたのはものづくりだ」という思いから、製造業が集約する中部地方で働くこと、製造業を支えるインフラ企業で働くことを軸にして就職活動をおこなった。中部電力へ入社を決めたのは、先輩社員たちの温かな人柄に触れ、「一緒に働きたい」と思ったから。入社後は戦略策定や事業開発など、経営に近いポジションでの仕事を多数経験。失敗を恐れず、「なりふり構わず挑戦する」という姿勢を大切にしている。

中部電力ミライズ株式会社
カーボンニュートラル推進本部
エネルギープラットフォーム構築部
高橋 亮
2001年入社 人文学部経済学科
CAREER UP
STORY 01
インフラを支えるって、こういうことなんだ
台風で停電が発生。すぐさま復旧を!

入社後は本店でオール電化の普及拡大プロモーションに携わりました。そして4年目に営業所へ異動。工事の受付けや調整業務を担当しました。このとき、台風で建築現場の足場が倒壊したことにより、配電線が切れて停電が発生するという二次災害を経験。当然、私たちには素早い復旧が求められます。警察や消防、そして工事会社と調整し、急ピッチで工事をおこなう一方で、近隣の住民や企業の皆さまには事情を説明し、理解と協力をお願いしました。当時、私が担当していたのは、新築の住宅や工場などから寄せられる「電気を通してほしい」という要望を受け付け、工事の手配などをおこなう業務です。通常業務では、暮らしや経済活動を支える仕事であることを認識し、期日通りに電気を開通させることに全力を尽くしていました。しかし災害復旧という緊急事態を経験し、改めて自分が携わっている「インフラを支える」という仕事の重要性を痛感。スムーズな業務を実現するために、知識の習得や調整力・交渉力などに磨きをかけるべく、思いを新たにしました。
CAREER UP
STORY 02
仲間たちと熱い議論を交わした霞ヶ関での2年間
見つめるのは、国全体の豊かな未来

2008年8月から2年間、経済産業省に出向しました。担当した業務は「ものづくり白書」の編さんです。全600ページあるうちの200ページを私が担当。外部の調査機関などと協力し、ものづくりの現状調査や将来への提言をまとめました。白書は政策のベースになる資料という役割も担っているため、完成後は省内外の関係各所へ要点の説明などをおこないました。
中央省庁で働いてみて感じたのは、官僚の皆さまは「国全体を豊かにしたい」という思いを人一倍強く持っていることです。例えば局長クラスの幹部の方はしばしば「〇〇について議論がしたいから、一番詳しい人を呼んでほしい」と人を集めていました。課題を解決したり知識をインプットしたりするという目的の前では、年齢やキャリアなど関係ないのです。最も効率的な方法で目的地を目指そうという姿が印象的でした。一方で、官庁としてアイデアは豊富に持っているものの、それを具現化するための実働部隊が不足しているという課題を抱えていることも知りました。それゆえに、官民連携に大きな期待を寄せていることも理解できました。
官僚の皆さまの国の発展を願う気持ちや、それを支える仕事に対する誇りには、私も大きな刺激をもらいました。
CAREER UP
STORY 03
顧客管理システムを構築するプロジェクトリーダーに
入り乱れる思い、限られた時間。どうマネジメントする!?

入社14年目からの2年間、法人営業部に所属し、法人営業の戦略策定や顧客管理システムの構築、法人カスタマーセンターの再構築など、戦略や戦術の策定、しくみ作りといった仕事に従事しました。
思い出深いのは顧客管理システム構築にプロジェクトリーダーとして携わったことです。法人営業分野にとって、お客さまとの関係性やそこから得られた情報は何よりの財産です。ところが当時、せっかくの財産は社員間での口伝えで共有されていました。役立つはずの情報を共有し、横展開することができておらず、決して効率的とは言えませんでした。この状況を打破するために、顧客管理システムを導入することで効率化を図ろうと考えたのです。
法人営業の未来を左右しかねない重大プロジェクト。しかし与えられた時間はわずか1年でした。顧客管理システムには、会社としての目指したい姿や現場が求める利便性など、さまざまな思いが投影されていきます。私は「正しい戦略と戦術を策定するには、現状を正しく知ることが不可欠」ということを常に心がけながら、経営層と現場とを橋渡しして議論を深めていきました。結果、顧客管理システムは無事に1年で稼働を開始。会社全体の営業力強化に貢献するとともに、私自身もプロジェクトマネジメント力を高めることができました。
CAREER UP
STORY 04
カーボンニュートラルと部署のけん引役に
電力会社の価値の源泉はどこにある?未来の会社像を確立する
社会から大きな期待が寄せられる脱炭素への取り組みには、企業や業界の枠を越えた連携が欠かせません。中部電力ミライズは電気自動車(EV)の普及を加速させるべく、2020年に自動車メーカーとともに充電施設やCO2フリー電気をワンストップで提供するサービスを開始しました。また、2022年には電機メーカーとの提携のもと、複数台EV充電制御ソリューションサービスを開発しました。さらに同年、普及が進む太陽光発電をより有効に活用することをターゲットに、ユーザーを巻き込んだ電力の需給調整方法を確立するため、行動誘因型DR(デマンドレスポンス)サービスである「NACHARGE(ネイチャージ)」を開発・販売しました。私はこれらのサービスの開発に、提携協議と開発のけん引役の立場で携わってきました。そして2023年には、高度なエネルギープラットフォームの構築と運用を担当する「エネルギープラットフォーム構築部」を設置。私は責任者を務めることになりました。
カーボンニュートラルの事業領域は、新たな技術やサービスの発想が次々に生まれている分野です。私自身がそれらにキャッチアップしておく必要がありますし、チームメンバーのアイデアを理解し受け止めてあげられる上司であることも求められています。そのため、週末はスタートアップ企業のワークショップなどに参加し、新たな知識と刺激を得るよう努めています。
太陽光発電やEV・蓄電池などの普及によって、エネルギーの分散化は更に進んでいきます。これらの電気を「つくる」・「貯める」・「使う」設備を効率的に集約し、発電量と使用量をコントロールすることで高度な需給調整を実現する役割は「アグリゲーター」と呼ばれ、エネルギー事業者の新たな役割として期待が集まっています。分散するエネルギーを統合的にマネジメントするプラットフォームの構築に向けて模索の真っ只中ですが、いち早く高度な運用手法を確立し、中部電力ミライズをお客さまから選ばれるエネルギーマネジメントサービス会社へと飛躍させることが、今の私の目標です。
私が仕事を通じて得たこと

脱炭素の仕事に携わるようになって、「サービスや技術の高度化は人財のアイデアから生まれる」ということを実感しています。メンバーたちが柔軟な発想を持ち、創造的な仕事ができる環境づくりこそ、チームをマネジメントするうえでの重要なポイントだと考えるようになりました。新しい仕事に挑戦したい後輩社員を最大限に支援できるよう、私自身も成長していきたいと考えています。
※掲載社員の仕事内容・所属部署は取材当時のものです。