主な仕事
再生可能エネルギーの開発
2050年カーボンニュートラル社会の実現に向け、再生可能エネルギー(水力、太陽光、陸上風力、洋上風力等)の開発を、再生可能エネルギー部門と一体となって推進しています。その中でも洋上風力は賦存量が大きく、騒音、景観などの環境問題が少ない将来有望な再生可能エネルギーです。陸上風力の開発・運営で培った経験を活かし、洋上風力開発にも積極的に取り組んでいます。
建設・大規模工事
新設する水力・太陽光発電所や新増設する変電所などの多岐にわたる電力供給設備の計画・調査・設計・工事の発注・施工管理に加え、浜岡原子力発電所の安全性向上対策のための大規模な土木工事も行っています。防波壁の工事では、24時間体制での現場管理、計画の見直し、夜通しの検査など苦労も多かったのですが、「自然災害から社会資本を守る」という土木工学の本質に迫るやりがいのある仕事です。
発電設備の保全
水力・風力・太陽光といった再生可能エネルギーや原子力発電所の設備の巡視・点検を行い、設備の健全性の評価や補修計画の立案を行います。巡視・点検は徒歩で実施することが多いですが、ドローンなどIoT技術の活用にも取り組んでいます。設備にトラブルが発生すれば、複数名で現場へ出向して早期復旧に向けて対応します。トラブルの原因を特定し、発電が再開できた時の達成感はひとしおです。
水力制御・運転
24時間365日2交代制で水力発電設備の制御・運転をしています。発電計画をつくり、河川状況を監視しながら、発電機器やダム設備を操作・制御して、安全に発電しています。大雨の時には、サイレンを鳴らして下流の河川から人を退避させるなど公衆保安を確保することを第一に、また、刻一刻と変化する河川流量に合わせて、水力発電所の発電量やダムのゲート放流量を調整します。また、脱炭素化にむけて再生可能エネルギーの水資源を最大限活用するため、水力発電所やダムの最適な運用に取り組んでいます。