主な仕事
通信ネットワークセンター
多くの部門と密に連携し、お客さまへ電気を安定してお届けするのに欠かせない通信ネットワークを構築し、昼夜を問わず運用しています。
通信ネットワークを構成するIPネットワークの構築では、納入メーカーと様々な性能試験を行ったり、電力系統に影響を与えることが無いよう複雑な工事をミスなく進めるため、設置手順や試験方法の検討を重ね、社内外関係者と綿密に打合せを行いながら工事を進めていきます。
自らが手掛けた設備が電力の安定供給を10年・20年と長い間支えることから、完成した設備が無事運用開始したときには、電力会社の電子通信部門で働く社員としての誇りや社会貢献を強く実感できます。
このほかにも通信ネットワークの安定確保を図るため、膨大な通信ネットワーク設備の運用状態を24時間監視しています。
設備運用ソリューション
中部電力グループ内外において、エネルギー事業を通じて培ったノウハウを集結し、業務効率化や働き方改革の推進、地域の課題解決の貢献につながるソリューションを展開しています。
近年の事例では、送電線着雪の遠隔監視に関するソリューションがあります。電線に着雪すると気流の乱れにより電線同士が接触し、重大故障となる恐れがありますが、リアルタイムな把握が困難でした。そこで、鉄塔に通信機能を搭載したバッテリー駆動の小型カメラを設置し、遠隔監視する環境を提供することで、現地に向かうことなく着雪状況をリアルタイム把握することが可能となりました。
このように、お客さまのニーズの聞き取りからサービスの企画、開発および提供を行い、業務の効率化、高度化に役立つICTサービスを提供しています。
通信システム
膨大な通信ネットワーク設備の運用状態を24時間監視する「通信ネットワーク管理システム」や「スマートメーター通信システム」などの企画・開発を行っています。これらのシステム開発においては高度な知識や技術を有した社員が仕様検討を行い各種ベンダーと調整しながら開発を進めています。
このほか、「TV会議システム」の開発による業務の効率化や「入退管理システム」などセキュリティに関するシステム開発を行い、電力の安定供給に必要不可欠な通信システムの構築を行っています。
通信センター
電力を安定して届けるために、本社や支社、営業所、発電所、変電所などの事業所を結ぶ通信ネットワーク設備の維持管理や構築を行っています。例えば、電柱に張り巡らされている光ファイバケーブルや事業所に設置している通信機器の巡視・点検、故障時の早期復旧など重要な役割を担っています。
初任配属時には通信ネットワーク設備の維持管理や通信用電源設備の取替などの工事業務を担当し、電力保安に関する通信の基礎を学びながら業務を行います。